「高みを目指す」の意味・使い方は？仕事や勉強での実践方法！名言も！

高みを目指すという熟語を使ったことがありますか。

普段使わない熟語かもしれません。

「高みを目指す」言葉の意味、使い方や例文を紹介。

仕事や勉強などでの「高みを目指す」実践方法、「高みを目指す人の特徴や、高みを目指す人に贈る【名言・格言】も紹介します。

「高みを目指す」という言葉を聞いたことはありますか。どこかで読んで知っていても普段はあまり使わない言葉かもしれません。頂点を極めるとか、常に上を目指すという意味で、上昇志向、チャレンジ精神、飽くなき追求ということを表す表現なんです。

「高み」とは上の方という意味で、単純に高いところと言う空間的な意味で使う場合と技術や知識などの高度な段階を指す場合と両方あります。「高みを目指す」の高みは後者の技術や能力、あるいは地位や名誉を目指すという意味で使われます。「高みの見物」の高みは前者の空間的な高いところを指します。意味が随分違いますね。使い方を見て見ましょう。

･･･真と美とモラルの高みへとわれわれを引き上げてくれるのである。かような人間教育をなし得る書物こそ最良の書であり、青年がたましいを傾けて愛読すべきものである。　

この「高み」の使い方は空間的な高さではなくて「芸術や倫理の高度な段階に引き上げてくれるのは読書ですよ」と説いています。

耳を澄ませば、梢の先が天の高みを目指して伸びていく音が聞こえるかもしれない。 船べりから身を乗り出して、島を見つめて正時は思った。

この場合の「高み」の使い方は、空間的に高いところを目指して梢が伸びていると表現していますが、この見ている正時の心には「心の高みを目指す」という比喩的な情景に映っているようです。

そして科試を受けたいのは王宮にあがりたいからだけではなく、人として知識の高みを目指したいからだ。 もし明が中城王子として育っていても、王位継承権を捨てて科試を受けただろう。

この使い方の「知識の高みを目指したい」とは知識をどん欲に吸収してチャレンジしていきたいとの意味ですね。

「高みを目指す」を表す四文字熟語のことわざがあります。このことわざはなかなか含蓄がある言葉なので、ぜひ覚えましょう。また、「高みを目指す」の類語・同義語も紹介します。「高みを目指す」を英語ではなんて言うのでしょう。英語も調べました。英語でも言ってみましょう。

いきなり難しい漢字が出てきましたが折角なのでここで物知りになってしまいましょう。凌雲（りゅううん）とは雲より高いところに上るという意味で、壮士は立派な男子の意味です。立派な男子は雲の上を目指す。雲の上とは俗世を超越することなので、言い換えると、俗世を超越した気高い志を持とう。という意味になります。

凌霄之志も高みを目指すの意味の熟語です。高い地位に就くことを願うということわざで同じように世俗を超越した気高き志を持とうという意味です。この熟語もこの際覚えてしまいましょう。

「高みを目指す」と同じ意味を持つ同義語を紹介しましょう。どの言葉も「心」や「志」がついていて、「高みを目指す」とはその行動自体よりも努力するその気持ち、心構えのことを言っているということがあらためて分かりますね。

「高みを目指す」という花言葉を持つ花もあるんですね。ツツジの一種で丸葉皐月（まるばさつき）という明るいピンクの少し丸みを帯びた花弁が可愛い花です。

英語で「～を目指す」という言い方には下記のようなものがあります。

英語で「高み」を表す言葉には下記のようなものがあります、

この英語を組み合わせて「高みを目指す」が英語で表現できますね。

さらに英語で、「さらに高みを目指す」の英語は下記になります。

「高みを目指す」という熟語の意味や使い方、類語やことわざから英語まで、言葉や表現について説明しました。では、実際に高みを目指す人とは、どんな人なのでしょう。高みを目指す人の特徴を見ていきましょう。

高みを目指す人は瞬間瞬間に命を懸けようと思っているのです。

さながら蚊のごとくです。憎き蚊に刺されて不快な思いしたことが何度あったでしょう。しかし、蚊の気持ちになってみると血を吸っているところを見つかると叩き潰される命の危険をかけて仕事をしているのです。蚊にとっては一度の失敗が命取りです。普通の人は普段そんなシビアな状況で暮らしていませんね。

人は普段忙しいしストレスもあるし周りのものや人をちゃんと見ている余裕はないですよね。でも、高みを目指す人は違います。移動中の車内から見る景色や季節の移り変わりにも心を動かすことができるのです。だからストレスも感じないのかもしれませんね。どんな時も心の余裕、心の純粋さが違うのです。これは見習いたいですね。

高みを目指す人は普段何気なく使っている筆記用具やパソンコンや包丁やお鍋などの調理道具などの愛用品を大切な戦友のような存在と思っています。一人で戦っているのではなくて戦友のような愛用品と一緒に戦っているという思いで、愛用品への感謝の気持ちも忘れません。

高みを目指す人はいつもポジティブで前向きです。悲観的なことは決して考えないで、上手くいった後のことを思ってそこから元気を引き出しているのです。前向きでポジティブに考えている人は自然とよい方向に向かっていくのです。

常に前向きだけが良いとは限りません。 後ろ向き（ネガティブ）な人は、失敗に対しての恐れを持てるので、幾重にも失敗しないための対策を施す行動と敏感な気づきを持っています。

ポジティブとネガティブの境界は明確ではありませんので、ポジティブだから良いとは限りません。楽観的だと、『なんとかなるでしょ』の気持ちが強く、大きなミスという落とし穴にハマる可能性もあります。

高みを目指す人はいくら前向きでもストレスを感じることはあります。ところがストレスがあるのは当たり前で、ストレスをよい緊張感の一つで、ストレスさえも味方につけて高みを目指そうと思っているのです。普通の人にはなかなかストレスまで味方にできないですね。でもそのくらいの気持ちがないと高みは目指せないのかもしれません。

ストレスは私たちにとって邪魔な存在と思われがちですが、人生にとってストレスは欠かせないものです。 同じストレスでも『ストレスは邪魔だが、取り除くことができない』という価値観を有している場合が最も不安や気分の落ち込みを助長することが分かっています。

一方でストレスの良い面は『モチベーションアップ』『人と人とのつながりを深める』などがあります。 ですから、ストレスとうまく付き合うために、運動や好きな人と過ごす、趣味に没頭するなどのマイセルフケアを持っていることが大切です。

人が嫌がるかっこ悪いことも仕事にはやらないといけない時があります。高みを目指す人は率先してそれをこなそうとします。高みを目指す人は目の前のかっこ悪さの向こうのこの仕事の意義を理解していて、かっこ悪くても頑張れるのです。

高みを目指す人は先が見えない真っ暗闇でも手探りで進んでいきます。前が真っ暗なだけでストレスですよね。でも、その暗闇の向こうにあるものを信じて力を抜こうとしません。周りが真っ暗闇でも明るい前向きな気持ちを持って頑張れるのです。

なかかな進まなかった仕事が偶然出来てしまった。そんな時も高みを目指す人は驚きません。今まで努力してきた結果、運が向いて偶然が舞い込んだのだと受け止めます。周囲の人もそれまでの努力を認めているのでたとえ偶然のでも努力の結果と信じてくれるのです。

そして高みを目指す人の一番の特徴は誰よりも努力をするということです。どんなに大変でも最後まであきらめないで努力する。高みを目指す人とはそういう人のことなのです。

高みを目指す人の特徴を紹介しました。では、実際に仕事で高みを目指すにはどんな方法があるのでしょう。高みを目指す方法を5つ紹介します。

高みを目指す人は本人がどれだけ優秀でも仕事は一人でできないことを知っています。同じ目的を持つ同僚や部下や上司も含めて重要なパートナーと考えています。日頃からコミュニーケーションに気を付けます。また外部で協力関係が築けるネットワーク作りにも熱心です。ビジネスの世界では一匹狼はやっていけないのです。

いくら高みを目指す人が優秀でも複数の仕事を同時にこなしていくことには無理があります。仕事のみならず家庭やそのほか社会的な責務もたくさん負っているものです。高みを目指す人はそういう物事の優先順位を決めるのが大変上手で、優先度の高いものから次々にこなしていくのです。

黙って黙々と仕事をする無言実行のほうがかっこ良く見えるかもしれませんが、これをやりますと宣言して仕事を進める方が責任が伴って大変です。有言実行は言葉と行動のバランスを取る必要があり、いつも約束したことを実現していかなけれいけない覚悟が必要なのです。だから仕事で高みを目指す人は有言実行なのです。

高みを目指す人は本当にいつもポジティブです。必ずうまくいくと心から信じていて、周りの人たちもこのポジティブ病に感染して仕事は良いほうに回っていくことが多いのです。性格的にいつも悲観的な考えやストレスを感じてしまう人もポジティブな気持ちを見習うときっと良い方向に動き始めるに違いありません。

高みを目指す人は人間関係を大切にして優先順位を付けて有言実行でいつもポジティブで、そして、最後まで絶対に諦めないのです。最後まで諦めないで続ければ、あなたも仕事で高みを目指す人になっているでしょう。

正しい場所で、正しい方向で、充分な量をなされた努力は報われる。

勉強で高みを目指す方法は今人気の林先生の名言を参考にするのが一番良いように思います。これを要約すると次の3点です。

正しい場所と方向とは自分の学力や勉強の習熟度です。どこまで分かってどこが分からないのかを把握している必要があります。方向とはたとえば東京にいて大阪に行こうとしたら方向は西に向かわないといけません。もし北に向かったらいつまでたっても大阪には着けません。正しい努力とはそういうことを言っています。

成績が上がらないという生徒のほとんどの原因が勉強量が足りていないことだそうです。成績の低い生徒ほど勉強不足で「時間・量」が足りていない。逆に難関校に合格した高みを目指す生徒ほど、時間が足りなかったと思っているということです。耳が痛いですね。自分で充分勉強したなんて思っているうちはまだまだ足りないということですね。

大人気の林先生は乞われた仕事は断らないそうです。自分を選んで与えられた仕事には全力を尽くすそうです。どうすれば期待にこたえられるか、自分で役に立てられることは何か考えて全力を尽くす。とてもその努力に頭が下がります。勉強も同じですね。全力を尽くしましょう。

高みを目指すことを説いた名言・格言はたくさん残っています。何かを成し遂げた人の言葉は重みがあります。これから高みを目指す人に素晴らしい言葉を送ります。

　結局、真の知識を得ようと望むものは、誰でも艱難の山を一人で登らなければならず、頂上への王道がない以上、私は曲がりくねりながら登らねばならぬことに気付いたのです。

高みを目指すことをまさに山に例えて楽な近道はないと説いています。重みのある言葉ですね。

　踏まれても叩かれても、努力さえしつづけていれば、必ずいつかは実を結ぶ。

短い言葉ですが、長い間の弛まぬ努力を物語る言葉です。

　石の上にも三年という。しかし、三年を一年で習得する努力を怠ってはならない。

ことわざの石の上の3年だけでは許してくれないのですね。1年にしなさいと大変厳しい言葉です。

あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。ドグマ（教義、常識、既存の理論）にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。

他の方々とちょっと違う言葉です。スティープ・ジョブスがいなければパソコンもスマホもこの世になかったかもしれません。それは自分を信じて突き進んできた結果なのでしょう。この言葉の奥にその信念を感じます。

　何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。

報われないかもしれないけれど努力し続けなさいと、まさに高みを目指し続ける人の言葉ですね。

　目標を達成するには、全力で取り組む以外に方法はない。そこに近道はない。

ヘレン・ケラーと一緒のことを言ってますね。努力する以外に近道はやっぱりないのですね。

　努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。

結果を出せなければ努力したことすら認めてもらえない。でも、やる気を呼び覚ます名言ですね。もう頑張るしかないです。

「高みを目指す」という熟語の意味や使い方や興味深いことわざや四文字熟語や功を成した先人たちの名言・格言なども紹介しました。「高みを目指す」という言葉の意味が分かったところで、あとは行動あるのみです。それはいつ始めるのか。それは林先生の言葉にありましたね。今です。